製作費100億ウォンを投じ、企画・製作に4年を費やし完成した壮大なアクション・ラブ・ロマンス「約束の恋人」(原題:韓半島)の日本版ドラマDVD-SET1
が3月6日に発売され、DVD-SET２も4月5日に発売を控えている中、同DVD-BOXのリリースを記念して、ファン・ジョンミンのオフィシャルインタビューが到着した。
南北分断国家のはざまで揺れ動く、男と女。科学者から韓国をリードする政治家へと変わっていく男を熱演した、名優ファン・ジョンミン。現在、韓国でヒット中の新作映画『新世界』プロモーションの合間を縫って行われた同インタビューでは、「アクシデント・カップル」以来4年ぶりのTVドラマ出演となった同作について、日本のファンへドラマの魅力そして、演技人としての想いを語っている。
Q:ドラマ【約束の恋人】で演じたソ・ミョンジュンとはどんな人物ですか?
私には似合わないのですが(笑)、天才物理学者です。真っ直ぐで正しい考えを持って生きている人物。科学者ですけれど、とても正直で困難に屈せず、競走馬のように突進する推進力もある、そんな人物です。
Q:壮大なスケールの作品ですが、他のドラマとの違いは?
撮影規模や撮っている時の感覚は、本当に映画のようでした。撮影監督も映画出身の方でしたし、撮影時間に追われたところはありますが、追跡シーン、カーチェイスなど、本当に密度の濃いシーンが撮れました。撮影中は驚きの連続で、(大きなスクリーンではなくテレビ画面で)そのまま見せるのが、もったいないと思ったほどです。
Q:撮影で特に苦労したシーンは?
水中撮影です。これまでも1、2回経験してはいるんですが、今回の水中撮影は大変でした。1日 15時間ずっと水の中です。撮影日数が多くはないのに、撮らなければいけない分量が多くて。撮影監督さんが、あまりに大変で、気を失ったぐらいです。だから無事に撮影を終わって、感謝しています。
Q:タイトルは「約束の恋人」ですが、ファン・ジョンミンさんにとって約束とは?
約束は必ず守らなければならないと小さい頃から学びましたし、約束を破ることは嫌いです。時間とかも守れないのはイヤな方ですね。守れない約束はするべきじゃありません。約束とはそれほど大事なものです…。
Q:映画「新世界」など話題作に出演されておりますが、作品を選ぶときの基準は?
重要なのはストーリーです。ストーリーで観客の心をいかにとらえられるかが重要です。物語の中に人物が息づいているわけで、人物がストーリーより先に来るわけじゃない。私は台本を読むときも、話の面白さが第一です。例えば、私たちが本を買って読むとき、あまりに面白くて、読み終えるのが惜しいということがありますよね。小説であれエッセーであれ。ぜひ友達にも紹介して読ませてあげたいと思う本。私は台本を読むときも、そういう部分を重視します。
Q:ファン・ジョンミンさんにとって、俳優とは?
職業です。そして、芸術家でもある。誰にでもできることじゃない。常に、新しいものに挑戦しなければならない。自分の今持っている姿に、新しいものを付け加えなければなりません。ですから、俳優は……しんどいですね(笑い)。
Q:俳優として座右の銘のようなものがありますか?
座右の銘ではないのですが、私は、「カメラの前や舞台の上にいる時だけ俳優であり、それ以外の時は俳優じゃない」と主張したいです。また、そうあろうと努力しています。作品もやっていない時に、外に出て私は俳優ですって言うのも……。私は今でも、空港で(出入国カウンターで)職業欄にアクターと書くのが、恥ずかしいんです。私を知らない、私の出演作を見たこともない人が、「何をされている方ですか?」と聞いたら、「私は俳優です」「どんな作品に……」 って、説明しなければならないでしょ。だから、こう思うんです。俳優とは、カメラの前で演技をする時、舞台の上で演技をしている時だけ俳優で、それ以外は 俳優ではないと。私は、プライベートと撮影している時を、区別をする方なんです。プライベートの時は、自由に歩き回りたい。いつも、俳優という枠の中に自分を閉じ込めておくと、自分の人生がなくなりそうでイヤですね。
Q:しかし、現実的には難しくないですか?
確かに難しいかも知れません。でも、俳優という枠の中に閉じ込められてしまえば、自分の人生がなくなります。重要なのは、自分の人生がなくなっても俳優をやるのか?ということです。それなら、私は俳優を辞めますね。この世の中に職業はたくさんあるんです。俳優をやらなくても生きていけますよ。俳優というのはたくさんある職業の中の一つに過ぎませんから。
■DVD情報
【発売中】
●約束の恋人 DVD-SET1 ￥15,960（税込）
【2013年4月5日（金）発売】
●約束の恋人 DVD-SET２
￥19,950（税込）
発売元・販売元：ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント
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