整形外科相手のパブリシティー権訴訟でチャン・ドンゴン&ソン・ヘギョンら芸能人35人敗訴

俳優チャン・ドンゴン、女優ソン・ヘギョ、アイドルグループのメンバーなど韓国の有名芸能人35人がパブリシティー権を侵害されたとして整形外科を相手取った集団訴訟で敗訴した。

8日、ソウル中央地裁民事合意26部は、韓国の芸能人35人がソウル江南(カンナム)区の整形外科院を相手にした損害賠償請求訴訟で、原告敗訴の判決を下したことを明らかにした。

これは、整形外科院が病院のブログに広告用に自身の名前と写真が含まれた記事を許可なく掲載し、パブリシティー権を侵害したとして、昨年1月に集団訴訟となったもの。写真が掲載されたチャン・ドンゴン、ソン・ヘギョ、キム・ナムギルをはじめ、少女時代、SUPER JUNIOR(スーパージュニア)、Wonder Girls(ワンダーガールズ)、東方神起などのアイドルグループのメンバーも、原告に参加していたことが報じられ注目を集めていた。

裁判部は「芸能や広告産業の発達や広告関連の訴訟増加などでパブリシティ権の概念を認める必要があるが、実情の法的規定がなく、パブリシティー権を認めることは難しい」と判決理由を説明している。
(※パブリシティー権とは:俳優・女優、歌手、タレント、スポーツ選手など有名人が自身の名前や肖像を商品等の宣伝に利用することを許諾する権利)