24日、韓国の公正取引委員会が、SMエンターテイメントと韓国大衆文化芸術産業総連合に対し、JYJの番組出演と音楽活動の妨害行為の禁止命令を下したことが大きく報道された。
これに対し、SMエンターテイメントは24日午後、「妨害行為をした事実がないにもかかわらず、今回の決定は遺憾」とのコメントを出し、 「SMエンターテイメントは、今回の決定について、法的対応を検討している」と不快感を示した。
一方のJYJの所属事務所であるC-jesエンターテイメントは「SMエンターテイメントが、エンターテイメントビジネスの独占的、優越的地位を乱用し、対立する相手に不利益を強要する行為を行うなど、公正取引法に違反した事実は明らか」とSMエンターテイメントによる妨害を訴えた。
公正取引委員会は「3大芸能事務所の一つであるSMエンターテイメントの影響力、芸能関連団体で構成される文産連の特性などを考慮すると、これらが26もの事業者に送付した<JYJ交渉自制公式文書>は、関連事業者に対する相当な圧力として作用したはず」と指摘した。
公正取引委員会によると、訴訟が行われている間、JYJは、2010年10月に1stアルバムをリリース、音楽活動をスタートしようとしたが、SMエンターテイメントと韓国大衆文化芸術産業総連合は、JYJの番組交渉やアルバム流通などを自粛する旨の公文書を放送局や音楽関連の流通会社など26の事業者に発送していたということだ。