韓国映画「恋愛の温度」
■映画「恋愛の温度」の概要
終わったはずの愛が気づかせてくれたのは、初めての嫉妬と、二度目のトキメキ!?
『恋は命がけ』のイ・ミンギが贈る、破局から始まるロマンティック・コメディ!
誰もが気になる“リアルな恋愛のすべて”お見せします。愛とは、いつも後悔させられるもの!?
同じ銀行の支店に勤めるドンヒとヨンは付き合って3年目を迎えるカップル。秘かに社内恋愛を育んできたが、今日、別れた。翌朝からごく普通の同僚として顔を合わせる二人。その瞬間から激しい修羅場が始まった!相手の大切な物をブッ壊して着払いで送りつけ、SNSで近況を逐一チェックし、ストーカー行為まで…。愛しあっていた頃よりも互いへの執着心がなぜかヒートアップしていくドンヒとヨン。別れたことで全てが新たに始まってしまった二人の関係は、同僚や上司をも巻き込み、波乱に富んだ大混戦へともつれこんでいく──。
別れることを決めたとたん、なぜだか愛おしく感じ始めた。愛って、そもそもどういうものだっけ…
映画やドラマで観るおとぎ話のような“永遠の愛”を夢見てきたのに、実際には、そんなキレイ事では済まされないのが現実の恋愛模様。破局の原因を相手になすりつけ、尽くした時間と支払ったデート代を後悔し、忘れるつもりで酔いつぶれたのに思い出すのは別れたアイツのことばかり…。
本作は、愛の終わりを迎えた男女に生まれた新たな感情を、イ・ミンギ&キム・ミニのダブル主演でリアルにつづる異色の“逆”ラブストーリー。一度乗ったら降りられないジェットコースターさながらに、上昇と下降を繰り返しながら変化していく“恋愛の温度”が、女性監督ならではの繊細な目線で鋭く映し出されていく。
愛に迷える大人たち必見!誰もが共感できる“破局愛の格言”。
「恋人と別れた時、泣いて騒ぐのはドラマの中だけの話さ」と粋がっていた男は、実は元カノへの依存心をなかなか断ち切れずにいる。「別れるなら1歳でも早く、キッパリと!」と断言していた彼女は、元カレに新恋人ができたことを知って激しく動揺してしまう。「“愛してる”と何度言おうと、“別れよう”のたった一言ですべてが終わる」というボヤキも、「好きだったことなんか一度もない。同情して付き合ってあげただけ!」という強がりも、裏を返せば『別れなければ良かった…』という本心が見え隠れしている。やがて、平行線上をたどっていた二人の関係に変化をもたらしたのは、大ゲンカの果てに口をついて出た「なぜ別れたのか思い出せない」という何気ないひと言。ドラマティックでもない、ロマンティックでもない、ストレートに響くありのままの真摯な言葉が、悩みや苦しみで塞がれていた心に温かな感動の光を灯してくれる。
ピュアなイケメン男優×個性派クールビューティ女優が、恋愛映画の美学を塗りかえる!
共にモデル出身のイ・ミンギとキム・ミニが、過激なマシンガントークで激情をムキ出しにし、これまでのスタイリッシュなイメージをかなぐり捨てた名バトルを披露。
高校生の時から一番好きな芸能人はキム・ミニだったというイ・ミンギは、「この映画でひとつの恋愛を体験したようでした」と告白。憧れの女性を相手に、与えられた役柄にナチュラルな息吹を吹き込む天賦の才をいっそう開花させ、ハイテンションな恋愛模様をナチュラルな魅力で好演していく。キム・ミニも初共演のイ・ミンギとの距離を少しでも縮められるよう、クランクアップ前に飲めないお酒を飲む練習までしてヒロインの心情をつかみ、見事、「百想芸術大賞 女子最優秀演技賞」を獲得。カメラの前でも後ろでも演技の息を合わせる努力を怠らなかったイ・ミンギとキム・ミニの“愛の結晶”が誕生した。
リアリティドラマのような世界観を築きあげた新鋭スタッフたち!
「映画のように命をかけた恋愛というのは、日常ではなかなか経験できません。けれど現実の恋愛にも面白い要素はたくさん溢れています」と語るノ・ドク監督。美しい愛のファンタジーより、誰もが経験しうる身近な題材が観客の心を捉えると感じていた監督は、劇中に現実味を感じさせるオリジナリティが必要だと考え、“インタビュー形式”を思いついた。この、主人公や同僚たちの自分勝手な激白&暴露合戦は大いなる笑いと共感を誘発し、「上海国際映画祭新人監督コンペティション部門 最優秀作品賞受賞」という快挙を成し遂げた。
『神弓 –KAMIYUMI-』で臨場感あふれる映像を見せつけたパク・ジョンチョル撮影監督は、すべての場面を生き生きと表現するため、100%手持ちカメラによる撮影を敢行。加えて、ほとんどの場面で自然な光を巧みに採り入れたキム・ジェグン照明監督、キャラクターが溶け込みやすい現実空間を創りあげたイ・イノク美術監督など、韓国映画界の名手が手腕を最大限に発揮し、本作の持つ現実世界観をより一層深めることに成功した。
■映画「恋愛の温度」のあらすじ
破局した男女の復縁率82%、そのままうまくいくカップルわずか3%──
私たち、3%になれると思う?
銀行の支店に勤めるドンヒとヨンは交際3年のカップル。極秘に社内恋愛を貫いてきたが、今日、別れた。翌朝からは単なる同僚として職場で顔を合わせ、「大人としてビジネスライクに接しよう」と新たな人生をそれぞれ平穏に送るはずだった。が、上司や同僚たちとの会食の席で、押し殺していた感情が爆発してしまう。破局の原因は相手側にあると主張し、取っ組み合いのケンカを繰り広げ、「イカレ女」「クズ野郎」と口汚くののりしあう。何も知らなかった同僚たちはア然ボー然としながらも必死に仲裁に入るハメに。こうしてドンヒ vs. ヨンの壮絶バトルが幕を開けた。
翌日、彼女に貸していたノートパソコンがボコボコに壊され、持ち主ドンヒの元へ着払いで送りつけられた。ドンヒも負けずに、彼女が部屋に置き忘れていったキムチやヨレヨレの下着を着払いで送りつけて対抗する。ドンヒのfacebookを盗み見したヨンは彼に新恋人ができたことを知るや、「あなたに尽くした私が払ったお金、返して!」とイタ〜い女心をさらけ出し、ドンヒも「本気で愛した俺がバカをみる」と情けない思いを炎上させていく。そんな中、ヨンは本社のミン次長と食事し、酔った勢いでその夜ベッドインしてしまった!ミン次長がヨンとの一夜を盗撮していたことを、会社の研修旅行先で知ったドンヒ。ミン次長を殴って病院送りにし、最低な奴にもてあそばれたヨンに厳しく忠告する。イガミ合ってばかりいた二人は心につかえていたモノをすべてさらけ出し、互いの本心にようやく気づき始める。
「別れた理由が思い出せない…」──そのひと言から再び始まった二度目の恋。初めての時より、すべてが新鮮、すべてが慎重、エッチも緊張…。今度こそ幸せになると決め、いずれ結婚しようと約束を交わす。だが相手を思いやる気持ちが強ければ強いほど、なぜかカラまわりしていく互いの愛情。ある雨の日に遊園地へ出かけた二人。せっかく来たんだからとジェットコースターに乗ると、これまでの思い出が次々と蘇ってきた。この恋は甘くも美しくもない。でも本気で心から愛しあった。それは人生で最も大切なたったひとつの真実。そして二人が下した決断とは──
■映画「恋愛の温度」のキャスト
銀行員 イ・ドンヒ 「別の相手と出会って幸せに生きたほうが100倍いい!」
イ・ミンギ
1985年1月16日生まれ。モデルから男優へと躍進し、百想芸術大賞新人演技賞に輝く『TSUNAMI –ツナミ-』や、ノンストップ・アクション『クイック!!』、ホラーテイストのラブ・コメディ『恋は命がけ』など、韓国で年間ベストテン映画に次々とチャートインする“最も観客を呼べる人気男優№1”。最新主演作『モンスター(原題)』ではスリラーに初挑戦。
映 画
11年 恋は命がけ
11年 クイック!!
09年 10億 <未公開>
09年 TSUNAMI -ツナミ-
09年 おいしいマン <未公開>
08年 ロマンチック・アイランド <未公開>
07年 浮気日和 <未公開>
テレビドラマ
12年 美男<イケメン>バンド ~キミに届けるピュアビート
07年 いいかげんな興信所
07年 タルジャの春
06年 めっちゃ大好き!
05年 オー!サラ
05年 テルン選手村
05年 がんばれ!クムスン
05年 レインボーロマンス
05年 ミスターボディガード
04年 イ・ミンギの 僕と彼女、そして兄上様
銀行員 チャン・ヨン 「どうせ別れるなら、1歳でも若いうちがいいわ…」
キム・ミニ
1982年3月1日生まれ。高校の下校時に学校の前でスカウトされて芸能界に入る。身長172cm、体重44kgという驚異のスレンダーボディと個性的な顔立ちを活かし、モデルやCMで活躍。ウォンビンと共演した携帯電話CMで「n−世代(新世代スター)」の顔として一躍注目を集め、映画やドラマに活躍の場を広げる。最新出演作はチャン・ドンゴンと共演するアクション映画『泣く男(原題)』。
映 画
12年 火車 HELPLESS <未公開>
11年 裏切りの陰謀 <未公開>
08年 お熱いのがお好き <未公開>
02年 サプライズ <未公開>
00年 純愛譜
テレビドラマ
08年 恋愛結婚
06年 グッバイ・ソロ
04年 兄嫁は19歳
02年 純粋の時代
00年 学校2
■映画「トップスター」のスタッフ
監督・脚本 ノ・ドク
撮影 パク・ジョンチョル(神弓 -KAMIYUMI-)
照明 キム・ジェグン (ダンシング・クイーン、グランプリ)
美術 イ・イノク(マイPSパートナー、密愛)
タイトル: 『恋愛の温度』
公開情報: 4月5日(土)よりシネマート新宿ほか全国順次公開!
クレジット:©2013 LOTTE ENTERTAINMENT All Rights Reserved.
★第49回百想芸術大賞女子最優秀演技賞受賞 キム・ミニ
★第16回上海国際映画祭新人監督コンペティション部門 最優秀作品賞受賞 ノ・ドク
《ストーリー》
私たち、今日別れました。同じ銀行に勤めるドンヒとヨンは付き合って3年目にして破局を迎える。別れたことで全てが
新たに始まってしまった二人の関係は、同僚や上司をも巻き込み、波乱に富んだ大混戦へともつれこんでいく―。
監督:ノ・ドク
出演:イ・ミンギ、キム・ミニ、キム・ガンヒョン
2013年/112分/韓国語/原題:연애의 온도
音楽 キム・ジュンソン(王になった男、マラソン)