今月22日、数々の話題を呼び愛されたMBCバラエティ番組「黄金漁場-膝打ち導師」が、最後のゲスト、キム・ジャオクを迎え番組を終了をした。
「スターのお悩みを解決する」という番組コンセプトで、これまで芸能人、スポーツスター、セレブなど各界の著名人がゲストとして243人が出演、6年7ヶ月という歴史に幕を下ろした。
2007年に番組をスタートした「黄金漁場-膝打ち導師」は、当時の韓国のトークバラエティ番組に革命を起こし、MCのカン・ホドンの直球の質問が斬新かつ新鮮で大きな話題を呼んだ。トップスターに対して臆することなく切り込むカン・ホドンの鋭い質問は、視聴者の聞きたかったことそのものであったこともあり、人気を博した。
ゲストを圧倒するカン・ホドンのカリスマにより、トップスターの告白が相次ぎ、また次々と人気スターの出演にも続いたことから、番組のさらなる人気につながった。
しかし、2011年にカン・ホドンが芸能界を暫定引退することを宣言、その後「黄金漁場-膝打ち導師」も放送中止を余儀なくされた。
昨年11月にカン・ホドンの復帰と共に番組も再スタートしたが、最盛期のような視聴率を叩き出すことはできなかった。番組休止中に、SBSのトーク番組「ヒーリングキャンプ、嬉しくないか(以降ヒーリングキャンプ)」がスタートし、人気を集めたためだ。そのため、これまで「黄金漁場-膝打ち導師」に出演していたトップスターは「ヒーリングキャンプ」に出演した。大物スター出演の交渉力が弱まり人気にも陰りを見せ始め、視聴率が低下を防ぐことができなかった結果、番組は終了することとなった。
カン・ホドンは 「製作スタッフとMCを代表して、視聴者の皆さんに感謝します。<黄金漁場-膝打ち導師>は、人生や生活を学ぶことができる学校でした」と、番組終了の挨拶を告げた。
最後の番組放送後には、ネットユーザーは 、「やっぱりちょっと残念だなぁ」、「有終の美をおさめたね」、「<黄金漁場-膝打ち導師>、ずっと忘れないね」など、番組終了を惜しむ声を送った。
写真:MBC「黄金漁場-膝打ち導師」