7日に放送されたMBCのトークバラエティー番組「ヒザ打ち導師」に番組史上二人目の外国人ゲストとしてSMAPの草なぎ剛(チョナンカン)が出演したことが話題になったが、同番組を巡りユ・セユンが謝罪する事態に発展した。カン・ホドンの司会進行を横で補佐するコメディアン、ユ・セユンの定番の猿の物まねギャグが思わず批判を浴びることとなったためだ。
ユ・セユンといえば、白目をむき出しにしてあごを突き出し、背中を丸め、はいつくばったりおかしなポーズをとる猿などの動物のモノマネがお家芸であり、過去にもテレビで何度もこれを披露しているので有名だが、同番組内でゲストである<日本人>の草なぎ剛の前でこのモノマネをしたことが、「国際的侮辱」として非難の的となったのだ。
ちなみに韓国では、猿のモノマネは日本人を侮辱する時に用いられることもあるポーズの一つとの認識があり、過去にはサッカーの日韓戦で韓国代表のキ・ソンヨン選手がゴールを決めた後、カメラの前で「猿セレモニー」なる猿のモノマネをして、「国際的品格問題」と、大きな非難を浴びたことがある。
今回のユ・セユンの行動にも「配慮が足りない」「国際的な恥さらしだ」など、2001年からチョナンカンとして活躍、韓国に親しみを示す日本のアイドルに対する礼儀ではないとの大きな批判が寄せられた。これに対し、ユ・セユン側は、「卑下する意図はなかった」とした上で、「不快な気持ちを抱かれた方々には申し訳ないと思っています」との謝罪を伝えた。
番組では、ユ・セユンの猿のモノマネに呆気にとられた様子を見せていた草なぎ剛(チョナンカン)であったが、逆に何かギャグをやってほしいとリクエストされると「コマネチ」を披露し笑いを誘った。
写真:MBC「ヒザ打ち導師」