2013年2月17日(日)東京・山野ホールにて、ドラマ『オ・ジャリョンが行く』、『アイドゥ・アイドゥ~素敵な靴は恋のはじまり』に主演の人気急上昇中の若手俳優イ・ジャンウが日本で初めてのファンミーティングを開催しました。
開始時間後いきなり客席横の扉からの登場に会場は騒然、大歓声のなか客席通路を通り、軽やかにステージにジャンプし「こんばんは、イ・ジャンウです。今日は僕と甘い時間を過ごしましょう!皆さんをびっくりさせようと思って考えたのですが驚きましたか?」と挨拶。日本での初ファンミーティングが実現したことについては「本当に緊張で震えています。こんなに沢山の方が来てくだるとは思っていませんでした。今心臓がドキドキしています。」ドラマの撮影中の中で多忙な中の来日ということで「もっともっと時間を作って来たいなと思いました。今ドラマの撮影は本当に寒くて辛いのですが、暖かい日本に来て皆さんにお会い出来てとても嬉しいです。暑くて汗が出てしまいます…」と緊張している様子。
ここでパネルが登場し<僕、ジャンウを紹介します>のコーナー
1986年6月1日生れ、現在26歳 身長184㎝ 体重68kg O型ということだが「日本食が大好きで昨日沢山食べてしまったのでたぶん今70kgくらいだと思います。」と語り、1人息子で、家族みんな音楽好きで、母は以前歌手活動をしていたこともあり、従兄にはR&B界のトップスターのFly To The Skyのファニがということで、ファニのMVで初めて一緒に仕事をした時のツーショット写真を公開。「僕が泣くシーンでファニさんが前でずっと見ていて演技が難しかったので、“兄さん外に出てください”とお願いしてファニさんが居ないところで撮影しました。」とエピソードを語りました。ファニが17歳でデビューした時は、ジャンウ自身は13歳の小学6年生。「兄弟のようなファニさんがいつの間にかスターになってスポットライトを浴びている姿を見て羨ましく、僕もいつかスポットライトを浴びて皆さんから愛されたいなと思いました。」と刺激を受けて15歳の時に演劇学院に入学し、20歳でドラマ『90日間、愛する時間』で公式デビュー。その以前にトップスターの登竜門である『ノンストップ4』にも出演し、ヒョンビン、チャン・グンソク、ハン・イェスルなどと共演。「当時はみんな新人で演技が難しく怒られたり泣いたりしました。」と振り返りました。また、16~18歳の頃は演技は続けていたが、なかなか上手くいかない時期で沢山食べてしまい3カ月で100kgくらいになってしまったそうで、家族や周りの人もびっくりしたほど。「当時も背が高かったので歩くと隣の人が弾かれるくらいとても太っていました。」と言うと会場からも驚きの声があがっていました。
そして21~22歳の頃は大学で一生懸命勉強をしながらドラマのオーディションを沢山受けていた時期。「当時、ビールの勉強のため日本の大阪へ留学していた親友のところによく来ていたんです。アルバイトをしたお金で飛行機のチケットを買って行き、お金もないので韓国食堂でちょっと食べさせてもらったり、自転車に乗って大阪城に入ってみたり、缶ビールを飲んだりしていました。大阪でもアルバイトをして1ヶ月貯めたお金で友達と焼き肉を食べに行きました。当時は苦労とは思わず、それが楽しかったんです。本当にいい思い出になりました。」と懐かしそうに話しました。
<下積み時代のエピソードワースト3>
3位に“新人時代お金がなくて”、2位は“朝一番で撮影現場に入りそのまま3日間待たされた。”「韓国では撮影に行って1日待つのは当たり前のことです。」そして1位は“はじめての会食の席で自分と同じ役を引き受けたもう1人の人がいてお互いに驚いた。”とは、僕が大学の先輩という役をキャスティングされて会食に行くと、挨拶で僕の隣に座っていた俳優のマルコさんが僕の先に「僕は大学の先輩役のマルコです」と言うので、どういうことだろう?と思って聞いたら「2人一緒にやってよ」と言われて、結局僕は元のとおり大学の先輩役でマルコさんは外国から来た交換留学生という役で撮影に入りました。」と驚いた体験を語りました。
23歳の時にはシットコム『テヒ、ヘギョ、ジヒョン』に出演し、歌手志望の役どころでノ・ミヌ、ヒョヌと共に「24/7」を結成し、デジタルシングル『あいつの女』で歌手デビューを果たした。身長も高くてちょっとハンサム系が集まってバンドを結成するというコンセプトで実際デビューの話もあり、僕達もこのまま続けたいという気持ちはありましたが、それぞれ所属事務所が違うので解散してしまったとのこと。
そして『怪しい三兄弟』が最高視聴率が43.8%と大ヒットし、「当時、本名は知らなくても、役名で呼んでくれたり僕の顔を見てすぐに気付いてくれたりしました。役どころも善人の役でしたので、食堂でもご飯やおかずを出してくれたり、卵焼きが一品多く付いていたりしました。そんな風に僕のことを知っていただけたと言うのが嬉しかったです。」一番変わったことは「認知度が上がった」ことだが経済事情は変わらなかったという。さらに翌年の『笑って、トンヘ』も大ヒットし、『怪しい三兄弟』を上回る視聴率の45.4%でKBS演技大賞を受賞。「僕は賞とは縁がない人間で若い頃から賞を貰ったのは賞状も1~2枚くらいしかなかったので、非常に大きな賞を生れて初めていただいて、新人の時しかいただけないので本当に嬉しかったです。ステージに立ったら苦労した下積み時代を思い出し、ここまで頑張ってきたことを振り返ってとても嬉しくなり涙が出ました。」と喜びを語りました。
また『栄光のジェイン』ではキスシーンが話題となり、ポッポではなく熱いキスのため18歳以下視聴禁止となったほど。「毎日男同士の喧嘩ばかりの撮影をしていたので、女優さんとキスが出来るんだ!と活力が出て嬉しかったんです。作家の方の台本通りで監督さんもそれでいいと言ってくれましたので、僕も相手にチューじゃなくキスをするからじっとしていてくださいと言いました。撮影時間も6時間と長かったので唇が腫れてしまったのですが、幸せでした。」と照れながらも嬉しそうに話し、当時出演中だったバラエティー番組の『私たち結婚しました』で共演した妻のウンジョンにそのキスシーンを嫉妬されたことについては「かなり嫉妬されたので僕としては嘘をつくしかなかったんです。決して唇は触れていない、何の感情もなくただキスをしただけ、誤解しないで欲しい!」と言ってもなかなか信じてくれず、宥めるのが大変で、その時期は家に帰ると美味しい物を作ってあげたり、使用人のようでした。」と苦労したとのこと。また別のキスシーンのCF映像では「12時間くらいキスシーンを撮影して歯も3回磨きました。この時は1000回以上キスをしたと思います。」と言って会場を驚かせました。
続いて『アイドゥ・アイドゥ~素敵な靴は恋のはじまり』では人気女優のキム・ソナと共演し、年上の女性の心を癒す役で人気を確実なものにしMBC演技大賞を受賞したことについては「MBCでいただいた賞も新人賞で1回しかいただけない賞ですよね。母がこの時ちょっと体調悪かったのですがこの放送を見て具合が治るくらい喜んでくれたので僕も胸がいっぱいになりました。さらにSBSでも新人賞が取れたらいいなと思っています。」と更なる意気込みを語りました。
KNTVにて放送されているKNTV Special『イ・ジャンウのPrivate Time』では「僕のありのままの姿を皆さんにお見せしたい、普段の趣味や伝えたいメッセージを出来るだけ沢山入れようと努力をしました」と語り、続いて同局で放送されるドラマ『オ・ジャリョンが行く』のあらすじを苦手という絵を描いて紙芝居で自ら説明しました。手を怪我していてなかなか上手く描けなかったということだが、絵を公開すると会場は沢山の笑いが起きていました。「言葉で表すと“ハッピーウィルス”で、このドラマを見ると幸せな気持ちになれると思うんです。僕も皆さんに幸せなウィルスをどんどん伝えていきたいという思いで撮影しています。皆さんもこのドラマを見て僕を見ることによって幸せな気持ちになってくれたら嬉しいです。」とドラマをアピールしました。このイラストはサインを書いて抽選でプレゼントされました。撮影中に「ゴンジュとのデートでソリに乗るシーンで、ゴンジュがソリに乗って2回転して頭から落ちてしまい、僕も後ろから見ていて心配したのですが、すぐに立ち上がって“もう一回撮りましょう”と言うんです。全く無事で撮影を続けていたのでびっくりしました。」とのエピソードを語りました。
また、2013年の目標は“日本での音楽活動および公演”とし、「一生懸命頑張ります!」と語ると、会社の社長からは「今年はぜひ日本でも成功してほしい、母性本能をくすぐる顔、お前のキスで夢を掴み取れ!」とメッセージがありました。
「日本の皆さんにどんなイメージを持ってもらいたいと思いますか?」には「今、僕が撮影をしている『オ・ジャリョンが行く』のオ・ジャリョンのような笑顔を持った明るい幸せなエネルギーを皆さんに届けられたらなと思います。僕を見ただけで幸せになってほしいですし、おのずと笑顔がこぼれるようになってくれたらと思います。笑うと幸せになれると言いますよね?辛いことがあっても楽天的に前向きに考えて「ハハハ」と笑って嫌な事も忘れて貰えるような俳優になりたいです。」笑顔で宣言。
そして<100人に聞きました!僕ってどんな感じ?>という街頭インタビューでの内容に「あまり大きな欲はなく、売れるか売れないかはあまり気にしていないです。日本語を勉強して皆さんとコミュニケーションを取れるようになりたい」と控えめながら意欲を語り、「Q.この中で付き合うとしたら誰?」というインタビューでは5人の人気俳優の中からチョン・ジョンミョンなどを押しのけ1位に選ばれ、「これが本当だったら気分がいいですね。他の4人の方も僕は共演したことがありますが、この結果を知らせたいです。」
そして「Q.この中でキスが上手そうな人は?」では自分を1位に予想し見事的中!「なんだか話がおかしな方向に行きそうですが、キスというよりスキンシップが上手いということなんでしょうかね。このような結果になって本当に嬉しいです。」と嬉しそうに語りました。VTRの中で“ロールキャベツ男子”の意味が分からないと言うと「パッと見は草食男子に見えるが実は肉食男子という感じ」と教えてもらい「ちょっと僕って感じですね」と照れながらも認めていました。
イベント後半は『私たち結婚しました』で歌った『どうしても言えなかった言葉』を切ない歌声で披露し、続いて客席の中央に移動しギターを弾きながら番組内で妻に歌った甘い曲というスティービー・ワンダーの『Isn’t She Lovely』を披露しました。さらに「日本語は下手ですが韓国でも好きな方が多くよく歌う歌だと聞いています、僕も好きなこの曲を準備してきました。」と玉置浩二の『Friend』をしっとりと披露すると、その歌声に会場は酔いしれました。「僕の周りは音楽で溢れていました。本当に僕も歌が大好きで日本語も一生懸命頑張って歌詞カードを見なくても歌えるようになって皆さんとも日本語で会話が出来るように頑張ります。」と意気込みを語りました。
続いて自ら会場を回っての質問コーナーでは「Q.今後舞台の出演予定はありますか?」に「実は去年もミュージカルをやったのですが、学生の頃も演劇をやったことがあるので、もし韓国でやったら見に来てくれますか?」と質問したファンと指きりをしたり、男性ファンからの質問では「Q.「アイドゥ・アイドゥ…」で化粧して女装するシーンはどのくらい準備時間が掛かったのですか?ハイヒールは痛かったですか?」には「フルメイクでつけまつげも付けて2時間くらいかかりましたが女性の気持ちが分かりました。女性は準備するものが多いですね。ハイヒールも痛いので女性には沢山の時間をあげなければいけないと思いました。」と優しく答え、「Q.キスマークのシールとかのグッズをお願いしたい。」には「…買ってくれるでしょうか?…分かりました、伝えておきます。買わない気がしますが…」と、エアーキス顔をリクエストされ恥ずかしそうにやってしまうジャンウさんでした。「Q.日本のファンと韓国のファンではどっちが好きですか?」には「今の質問を聞くとママが好き?パパが好き?と聞いているような感じですよね。本当に両方とも好きです。(日本のファンの好きなところは?)もちろん僕の言葉が通じないというのもありますが、目を見ただけで眼差しだけでも本当に温かくて優しいなと思います。」と答え、ファンと近くで会ってみての感想には「とても親しみを感じました。近くで目を見て言葉が通じなくても心が触れ合えるなと思いました。」と距離感が近くなったとのこと。
そして<あなたの願い、叶えます!>では抽選で選ばれた2人の方の願いを叶えてくれるコーナー。1人目はポッキーゲームが当たり、「ポッキー男」と呼ばれていたというジャンウさんと小さいポッキーでゲームをすることに。会場の大きな悲鳴の中、ギリギリで終了。「僕のこと避けてるのかなと思いました」とドキドキなファンに対して余裕のコメント。2人目は全コースが当たり会場は大歓声!バックハグ、ポッキー、おでこで熱を測る、お姫様抱っこ、会場を散歩、生歌を歌ってもらう等スペシャルなコースでした。
生歌のリクエストではFly To The skyの『胸が痛くても』のサビをしっとりと熱唱し大歓声!
―今日の日本初ファンミーティングはいかがでしたか?
イ・ジャンウ:今日はとても暖かい時間を過ごすことが出来ました。この時間がのちのち恋しくなると思います。最近僕はドラマの撮影でとても寒くて大変だったのですが、日本に来れたのは休暇のような感じだと思っています。このように日本でファンの皆さんと触れ合う時間があり感謝していますし、僕にとって非常に大きな休暇になりました。僕は死ぬまで演技を続けるつもりなのでどうか見守っていてください。そしてこれからも沢山触れ合いたいです。そして今日は暖かく僕を迎えてくださって本当に嬉しかったです。ありがとうございます。全ての皆さん本当に感謝いたします。今日の事は決して忘れません、そしてまたぜひここに来たいです。
最後に『雪の華』(韓国語)を歌い、さらにアンコールでは客席に降りて握手しながらSMAPの『夜空ノムコウ』を日本語で披露しました。最後に「皆さん本当に本当にありがとうございました。これから僕はドラマを通して皆さんとお会いしたいと思います。僕のドラマを見て沢山笑ってください。笑うと幸せになると言いますよね。僕は沢山のハッピーウィルスを皆さんに届けたいと思います。皆さんどうかハッピーになってください。少し遅れましたが明けましておめでとうございます。良い年を迎えてください。そしていつも健康でいてください、お帰りの際は気を付けてください。またお会いしましょう。皆さん幸せに!」と挨拶し、終演後には来場者との握手会が行なわれ、ファンとの触れ合いを楽しみました。
■取材後記
ドラマやバラエティなどいろいろなジャンルに挑戦しているイ・ジャンウさん。家族みんな音楽が好きと言うだけあって本当に素敵な歌声でした。今回見ているのがドキドキするほど盛り沢山な内容のファンミでファンの方もとても楽しめたと思います。これからもいろんな姿を楽しみにしています!
取材日:2013年2月17日(日)
◆『オ・ジャリョンが行く』
KNTVにて日本初放送中
毎週月~金 午後7時10分~7時50分
(C)MBC 2012-3 All Rights Reserved.
◆KNTV Special『イ・ジャンウのPrivate Time』
KNTVにて独占放送中
隔週土午後11時15分~11時50分ほか
(C)MADE M Entertainment
◆KNTV Presents
『イ・ジャンウが贈る First Sweet Day』
KNTVにて3月23日(土)
午後6時35分~8時
(C)KNTV
◆イ・ジャンウ ジャパンオフィシャルファンクラブ:http://leejangwoo.jp/