幅広い年齢層から支持され、歌手や俳優などマルチに活躍し絶大な人気を誇るイ・スンギが2013年3月29日(金)パシフィコ横浜にてファンミーティングLEE SEUNG GI [THE BRILLIANT SHOW]を開催した。
人気の高さを表す様に満員で熱気の溢れる会場にダンサーとともに軽やかなステップを踏みながら日本デビューシングル「恋愛時代」で幕を開けた。大歓声とともに一斉に総立ちとなった客席に「皆さん、こんばんは、イ・スンギです。久しぶりのステージですが大丈夫でしたか?」「会えて嬉しいです」と手を振って声援に応えた。
トークコーナーでは、日本はちょうど桜の季節ということで「昨日桜の下で写真を撮りました」と語り、近況ではドラマ「九家の書」の撮影が始まり、アクション活劇でマンガみたいな時代劇と説明。今日は会場に来るのが少々遅くなってしまったというイ・スンギ、なぜかと言うと衣装のズボン丈が短かかったので、くるぶしが見えるように靴下を履くべきか履かないべきか悩んでしまい時間がかかり、結局履かないことにしたとのこと。またドラマ「キング ~Two Hearts」の話題では「この作品は僕にとても挑戦だった、韓国より日本で喜んでもらえて気分がいいです。」また、このドラマを選んだ理由には「「ベートーベン・ウィルス」などを手掛けたイ・ジェギュ監督と仕事がしてみたかった。ハ・ジウォンさんなどの共演で多くのことを学びたいと思い決めました。」と語った。
次に映像集を公開。“王の姿”としての映像では「カリスマっぽく演じたつもりですが、力んでばかりですね、まだまだ不足なところがあると思う。(会場から「モシッソヨ~(かっこいい)」分かってます。(笑))この時“リラックスする”ということを感じました。監督に声が大きすぎるから力を抜くよう言われていたのですが、これまで僕は“声が大きい”=“演技が上手い”と思っていたんです。」そして、現場の雰囲気と緊張で泣きたくなってしまったことや撮影が進むにつれて先輩や監督から褒められたと、成長したドラマだったことを語った。
“Two Hearts”の映像ではナチュラルでキュートなシーンを公開。今まで撮影で脱いだ事がないというイ・スンギ。お風呂のシーンは予定にはなかったのだが、お腹より上だけという条件でやることになってしまったと明かした。また、台本にはなかったというハンアに「愛してる」と言うセリフは政治的にしたくないとイ・スンギ自身が提案したものだという。「どんなプロポーズがしたい?」と聞かれると「学生の時は簡単に出来ると思っていたが、考え過ぎてアイデアが浮ばない。遠い未来なので…。(照)」と答え、ここで公開プロポーズをやることに。照れながらも「君が知ってる誰よりも幸せにしてあげるから…」というプロポーズのセリフに会場は大興奮となった。
昨年11月に発売して全ての音源チャートで1位になったというアルバムは、「インディーズで活躍しているエプトンプロジェクトと一緒に作ったことがポイント」と語り、作詞作曲に関しては「最初は自分で歌を作れると思わなかったが、思いつきで聞いたことがないメロディーだと思って作るようになった」と語った。そして今年10月には東京でコンサートを行なう予定と公表。「前回の武道館公演ではドラマ撮影の直後でコンディションが良くなかったのもあり、今度は準備万端で素敵なステージを見せたい」と意気込み語った。また、現在進行中のプロジェクトというイ・スンギ本人が吉本ばななの短編小説のモチーフとなり、雑誌「anan」で4月から連載ということで、この日客席に来ていた吉本氏を見つけ挨拶。「この結末が10月のコンサートで結末が分かるのでぜひコンサートに足を運んで欲しい」とアピールした。
さらにMissAのスジとの共演で話題の現在進行中のドラマ「九家の書」(4月から放送中)の撮影風景を公開。ここではアクションシーンはほとんど自分でやっているというイ・スンギだが、高い所が苦手で厚いマットの上に飛び降りるシーンや、活動的に見せたいのでポニーテールのようにしてダイエットもしたと説明。
続いて、事前に来場したファンへのアンケートを取り、その1位を当てるというコーナーでは「全部当てます!」と自信満々に宣言。「好きな歌は?」「好きなドラマでのカップルは?」などの質問が出され結局罰ゲームをやることに。音楽に合わせてダンスやキヨミ(かわいこちゃん)プレーヤーを披露し会場を大きく沸かせた。またファンからのメッセージカードや横断幕をプレゼントされ「わ~凄く感動しました!」と嬉しそうに日本語や韓国語のメッセージを読んでみたり、サプライズで客席がペンライトで「IハートLSG」と照らされるとびっくりして会場を眺め「本当に感動しました!!」とかなり感激した様子でトークをタイは終了。
ライブコーナーでは襟に大きな“LOVE”などの文字が目立つ黒いスーツ姿で登場し「元に戻す」を披露。「10月のコンサートは素晴らしいコンサートを準備しますので必ず会いましょう。5枚目のアルバムをきっかけにやりたい曲をやってきました。現在OSTの作業をしています。自分が作詞作曲した曲が使われれば初めてのことなので頑張ります!」とジャケットを脱ぎサングラスかけ、PSYの「江南スタイル」を自らアレンジしたという「ヌナスタイル」を熱唱!お馴染みのダンスを披露し会場も一緒に大興奮の時間となった。「日本に来るたび“すみません”と言っているのですが、言わない方がいいと聞きました。日本で沢山活動していないにも関わらず沢山足を運んでくれてありがとうございます。日本へは仕事で来るのではなく僕達の親睦会として定期的に、末長く頻繁に会えればいいなと思います。10月に沢山お話しましょう!」とラストは「Smile Boy」「旅にでようよ」を披露し右に左に走りファンの声援に応えた。さらに鳴り止まないイ・スンギコールで再び登場。アンコールでは自ら作詞作曲した曲である「愛しているという言葉」を披露し、最後の曲は心残りなく帰れるようにバラードではなく虜になるような曲にしたいとロック調の「Slave」を飛び跳ねながら歌い「皆さん、ありがとう!」と大歓声の中、手を振ってステージを後にした。
イ・スンギの来日単独ライブは2013年10月7日(月)東京国際フォーラムで開催する予定となっている。
≪セットリスト≫
M1.ヨネシデ(恋愛時代JP) 연애시대
M2.テドルリダ(元に戻す) 되돌리다(with VTR09_PV)
M3.アジ モッタハン イヤギ(まだ言えなくて) 아직 못다한 이야기
M4. キョロンヘジュルレ(結婚しようよ) 결혼해줄래
M5. ヌナスタイル (替歌) 누나 스타일
M6. ネ ヨジャラニカ(僕の女だから) 내 여자라니까
M7. Smile Boy
M8. ヨヘンウル トナヨ(旅にでようよ) 여행을 떠나요
M9. サランハンダヌンマル(愛しているという言葉) 사랑한다는 말
M10. Slave
主催:㈱フラウ・インターナショナル
■取材後記
満員の会場には小さなお子さんと一緒の親子連れも多く見られ、本当に幅広い年齢層から支持されているのが分かりました。マルチなエンターテイナーとして私たちを楽しませてくれるイ・スンギさん、抜群の歌唱力はもちろん、演技もますます深みが増してきましたね!今後の活躍も楽しみです!