K-POP歌手の海外公演が増加傾向にある。
今年に入ってK-POP歌手の海外公演が増加傾向にあり、事務所側も以前にも増して積極的な姿勢を見せている。
世界的な人気や話題性をベースに、一定の国だけではなく、様々な国で公演を行うのが最近のトレンドとなっている。
海外での圧倒的な知名度といえば、「江南スタイル」で大ブレイクしたPSY(サイ)だが、PSY(サイ)が所属するYGエンターテイメントは現在、PSYY(サイ)の海外公演スケジュールを検討しているところだという。
去年10月、ソウル市庁前広場での無料公演で10万人の観客を集め、最大馬乗りダンス(Largest Gangnamstyle Dance)のギネス記録が認定されたPSY(サイ)。PSY(サイ)のワールドツアースケジュールはアメリカのパートナーと協議がまとまり次第、スケジュールを公開する予定とのことだが、PSY(サイ)のワールドツアーは再び世の関心を集めることになりそうだ。
PSY(サイ)同じYGエンターテイメント所属のBIGBANG(ビッグバン)のG-DRAGONは、今年8ヵ国13ヶ所25回公演で55万人の観客に舞台を披露する予定だという。
また、2PM所属のJYPエンターテイメント、KARA(カラ)所属のDSP、CNBLUE(シーエヌブルー)、FTISLAND(エフティーアイランド)所属のFNCも、日本をはじめとした海外ツアーに力を入れている。
各芸能事務所にとって、海外公演は韓国でのアルバムリリースとは比較にならないほどの利益をもたらす。去年、マスコミで報じられたK-POP輸出額は、推定2億3,500万ドルとされているが、このうち半分ほどが公演による収益だとされている。ちなみに日本でのK-POP公演とアルバム収益の比重は6対4程度であるのに対し、他の国では公演による収益がメインとなっているとのことだ。
公演で販売されるグッズも大きな収益の柱となっており、タオルやTシャツ、ブロマイド、ペンライト等の公式グッズやキャラクターグッズの販売も好調だ。
15年ほど前には考えられなかった華やかなK-POPスターの海外活動。従来の韓国国内だけの狭い市場から、魅力的な世界市場を目指しK-POPスターの躍進が続いている。