ドラマ、ミュージカル、映画など多方面で活躍中であり、最高視聴率45.3%を記録したメガヒットドラマ『棚ぼたのあなた』での好演で、“国民の夫”の愛称で親しまれた俳優のユ・ジュンサンが、誕生日でもある2013年11月28日(木)日本青年館大ホールにて、日本での初めてのファンミーティング『ユ・ジュンサン“バースデー”ファンミーティング~夢の時間をファンとともに~』を開催しました。
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今回、日本での初ファンミーティングということで「“とにかく高いお金を払ってきてくれた皆さんに絶対損はさせたくない”と本気モード120%!で挑む!」と宣言していたと言うユ・ジュンサン。ミュージカル『あの日々』より『♪三十の頃』を魅惑の歌声で歌い幕を開けた。
歌い終わったユ・ジュンサンは「いかがでしたか?みなさん。」と挨拶し、司会の古家正亨が登場、通訳には日本に留学をしたことのあるユ・ジュンサンの実妹でもあるミンソが担当し、漫才のような掛け合いでイベントが進んだ。妹のミンソが日本に留学していた時に父が亡くなり、兄のユ・ジュンサンから「自分が世話をするから」と言われて韓国に戻り、このように通訳をすることになったという。また、ユ・ジュンサンは「日本進出は運命じゃないかと思う。笑い話が大好きなので、日本でも私のユーモアが通じればと思います。皆さんの入場料がもったいなくならないように、毎回歌の時に日本語の字幕も出てきます。お金が掛かりました。(笑)」と日本での初ファンミーティングのために念入りに準備してきたことを語った。
ミュージカル『レベッカ』より『♪神よ』を白いジャケットに着替え熱唱。
「今日は私の誕生日です。私が今日にしましょうと提案しましたが、今日が平日だったことを忘れてました。(笑)もし今日が土日だったらもっといっぱいいたと思います。」と会場を沸かせ、「何歳に見えますか?」と会場に問いかけ、「昨日、日本に来てヨガを習いに行ったのですが、29歳や25歳と言われました。皆さんには私は30歳代に見えたらいいなと思っています。見た目には40歳代には見えませんよね?韓国では45歳です。(会場「え~見えない~」)大丈夫です、これからが人生の始まりです。皆さん、年は数字と考えてください。あの人は年をとってても、情熱を持って一生懸命頑張ってるから、私も頑張らなくちゃと思ってください!」と熱く語り、続いてミュージカル『三銃士』より『♪約束』を本番さながらベストを着て熱唱!
<質問コーナー>では、会場から抽選で5人を選び、ステージで直接質問
Q.素晴らしい歌声ですが、維持するためにはどんな練習をしていますか?
ユ・ジュンサン:20代の頃からミュージカルを始めたのですが、毎日夜明けまで何回も繰り返して一生懸命練習しました。今は体がついて来ませんが、皆さんの力でなんとか頑張ります。
Q.来日されて、昨日は何をしていましたか?
ユ・ジュンサン:昨日はサウンドスタジオで歌の練習をして、六本木の美術館に行って展覧会を見ました。それから御茶ノ水の楽器店でギターを選びました。(―日本で好きな食べ物は?)日本に来たら好きでいつも食べるのは天丼です。本当に美味しくてたまりません。昨日は2回、おとといも日本に着いてすぐに食べました。(会場には驚きの声)
Q.私は『ジャック・ザ・リッパー』でユ・ジュンサンさんのファンになった19歳ですが、若いファンはどう思いますか?
ユ・ジュンサン:ヤぁ!ヤぁ!ヤぁー!(と喜びの雄叫びをあげ)『棚ぼたのあなた』というドラマに出てから、15歳未満の子供達から25歳までの女性からいっぱいの愛情をいただきました。
Q.ユ・ジュンサンさんの歌声が大好きなんですが、好きな歌は?
ユ・ジュンサン:いろんなミュージカルをやりましたが、忘れられない初めてのミュージカルは『グリース』でジョントラボルタと同じ役を務めました。(その時の歌を歌い)20代の時、飛び上がって頑張りましたが、あっと言う間に40歳になりました。(質問したファン「サイコー!(最高!)」)サイコ?(韓国では「猟奇的な」という意味ということで)びっくりした~!(笑)
Q.今の仕事は天職だと思っていますか?生まれ変わっても同じ仕事に就きますか?
ユ・ジュンサン:長い時間、無名の時もありましたし、俳優になってからいろんなことがありました。お客さんが3人の前で公演をしたことがあります。今は皆さんがスタンディングで応援してくれる公演もあります。どんな作品でも最善を尽くす気持ちですので、生まれ変わっても俳優になりたいと思います。(会場拍手!)
質問者には、キーホルダーとクリスマスカード、さらにハグと握手のプレゼント。
続いて、トレンチコートを羽織り、ミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』より『♪この街が嫌いだ』を熱唱!
本人が次の準備の間に司会の古家からは「本人からの伝言で題名は『この街は嫌いだ』だが、『僕は東京は好きだ』と伝えてほしいそうです。」とのコメントで会場を沸かせた。
ビデオメッセージでは、FTISLANDのスンヒョン、ZE:Aのヒョンシク、キム・ボムレ、ソン・ユリから応援メッセージの映像が流れ、さらに“マッチョな俳優”と言われるユ・ジュンサンや他にも多くのスターのトレーナーでもあるイ・ジェイル氏が韓国からこの日のために来日し、ステージで観客にエクササイズを伝授した。
次に韓国で12月中旬にリリース予定のアルバムに収録された自ら作詞作曲した曲『♪君が必要』を披露すると、今日が誕生日のユ・ジュンサンのために会場のファンから誕生日の歌が送られ、バースデーケーキで45歳の誕生日を祝った。
―誕生日を迎えて、どんな気持ちですか?
ユ・ジュンサン:これからです。いろんな韓流スターが日本に来てますが、45歳で日本に来た俳優は、私が初めてです。(気合を入れ)ヤぁ~~!(会場笑)
続いて今回のアルバムのプロモーション映像を公開。『In Tokyo』という曲は、去年『ジャック・ザ・リッパー』の公演で日本に来た際に作った曲という。
―歌手として音楽CDをリリースするのは、新しいチャレンジですね?
ユ・ジュンサン:45歳になって、作詞・作曲をして歌手としていろいろやってます。いろんな方が心配していますが(笑)、つぶれてもまたやります!
45歳になり、新たなプロジェクトを考えているというユ・ジュンサンは、「韓国で私の作った曲を歌ってくれる歌手を探しています。たぶん凄い歌手がやってくれると思います!」さらに「ガールズグループをプロデュースしています。女性3人、25歳、25歳、26歳です。」と言うと、「12月末からアルバムを作る予定です。ビジュアルがちょっと足りないので歌で勝負します。名前は『タウリン』。成分のような名前ですが、聞けば元気になります。次は連れてきます!」と驚きのプロジェクトを発表!まだ信じられないという雰囲気の会場に、実際に『タウリン』の歌声が流れると、ノリノリにリズムをとるユ・ジュンサン。「このガールズグループは1万円で契約しました。」と会場を沸かせ、「応援してください。」と楽曲が出来るまでを熱く語った。
また、昨年作った自身のアートブックを今回の日本のファンのために、日本語で作成したとのことで、ドラマやミュージカル、映画、CDや、自分が作ったアニメなど、全てが詰まった中身を少しだけVTRで公開。妹のミンソからは「最初の1ページ目だけは、自身が翻訳したいということで、沢山間違っているので理解してほしい」と秘話に、力が入っていることがうかがえた。
続いて、ミュージカル『あの日々』より『♪私の人よ』を熱唱。続いてドラマ『棚ぼたのあなた』から撮影現場で妻役のキム・ナムジュのセリフから、その場でユ・ジュンサンが作った曲という『セセセ』の映像が公開され、前日買ったギターで『♪セセセ』を披露した。
<逆バースデープレゼント>
誕生日の今日は、28日ということで、抽選で28名にユ・ジュンサンがこの日のために本人がセレクトしたグッズをプレゼント。最後の28人目の人には本人自ら客席に降りて直接手渡した。
次に12月に発売のアルバムのタイトル曲『君に近づく瞬間』のMVを公開。『タウリン』のメンバーとのデュエット曲で、『Touch』という映画で一緒だったミン・ビョンフン監督がMVを手掛け、「皆さんにヒーリングになればと思います。」と語り紹介。今回、スタッフが30kgの衣装の荷物を3個持ってきたというほど、この日、沢山の衣装替えをしたユ・ジュンサン。「特別な500人とファンミーティングです。」と、即興でピアノを弾き『あなたと初めて会ったあと』と名付け、さらにピアノで好きな日本の曲というサザンオールスターズの『真夏の果実』を弾き語りを披露し拍手喝采を浴びた。さらにアルバムに入っている曲『美しい、美しい』をギターで披露した。「いろいろ準備したことを、皆さんの前で披露出来て嬉しいです。」と語り、スタッフとファンに感謝を述べた。最後にミュージカル『あの日々』より『♪あの日々』を熱唱し一旦退場するが、アンコールの声に、すぐに登場したユ・ジュンサン。「トイレに行ってる間、皆さんが帰ってしまったらどうしようとトイレを我慢しました。」と笑いを誘った。
ユ・ジュンサン:初めのファンミーティングだったので、自分自身も期待して、準備しながら凄く幸せでした。昨日も全曲を3回ずつ本番のように歌い練習し、マネージャーに「これ以上練習したら明日の公演はムリだからやめましょう」と言われました。昼からリハーサルをして一生懸命歌いました。スタッフの皆さんが見てたからです。喉が痛くなりました。本番でダメだったらどうしようと心配したのですが、皆さんのおかげで無事に出来ました。今、私はトイレに行かなければなりません(笑)。『In Tokyo』のミュージックビデオを作ってきました。お金が沢山掛かりました。皆さんの買ったチケットがもったいなかったですか?(会場「アニエヨ~(ちがうよ~)」)首を振ってない方がいます。(笑)僕はちょっとしたことでも傷ついてしまうんです。皆さんのリアクションが必要なんです。握手会を準備しましたのでこれから準備します!ありがとうございます!
会場の大きな拍手に包まれ退場し、最後はスクリーンに『In Tokyo』のMVが流れた。終演後は、来場者1人1人言葉を交わしながら握手会、さらに写真カードも手渡しでプレゼントされるなど、ユ・ジュンサンの熱い思いが沢山詰まった初めてのファンミーティングは大盛況で終了した。